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キリン ICE+BEER レビュー |
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Amazon | |
あっっちーーーんだよくそ。毎年思うけど、夏って年に3日でいい。
ということで氷を入れて飲むビール。あっつい昼間はそういうのがいい。
冷やしてもいわゆるエールっぽいままでいられるように濃いめ甘めに作ってある感じ。
氷を入れて飲むのが前提のビールって地味に結構あるみたいで、前によその国に行ったときも当然のように「氷入りグラス+抜栓済み瓶ビール」という状態で出てきた銘柄がありました。
サイダー(シードル)をお願いしても、注文のときに氷入りかナシかを聞かれることすらあります。
どうせワインとかも炭酸で割ってじゃぶじゃぶ飲んだりしてるんだし、ポン酒だろうが味醂だろうが暑きゃ冷やして飲みゃぁいいんだよくそ。ほんと今日暑い。
ICE+BEERは、さらに、氷が溶けて薄まることも考えてあるような甘さですが、そこはなるべく溶かさないように断熱系のグラスで飲むのがおすすめです。
ってただでさえ関東以西はもう温帯じゃなくて亜熱帯って言っていいと思うので、みんなもっと断熱系のグラス買えばいいと思う。
こんなやつ。
夏は氷が入ってると見た目も涼しいし、冬になったらなったで使えるよ。お湯割りとか。
どうせなら、 |
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Reply | |
チップセットが
DDR2-533の転送速度が4.267GB/sですので、仮に、
・1スロットに2GB一枚を刺して全容量を認識しても転送速度は4.267GB/s、
・2スロットに1GB二枚を刺してデュアルチャンネルで動作すれば、転送速度は8.5GB/s。(理論値)
実際には体感でそんなに差が出るわけではないですが、どうせなら1GB2枚のほうが良いと思われます。
zig5z7さんの返信に光学ドライブの交換例がございましたが、
自分の手元に使わなくなったスロットローディング式のATAPIドライブ(LiteOnのSLW-831S)が放置されてます。
交換に挑戦されるようでしたら無料にて進呈可能ですので御一報ください。(局留め可)
これオレもすごく知りたい — Twitter / k1oku: 人間的なリズムの�� |
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kwout | |
あれですあれほらよくあるじゃん拍子木とか太鼓とかああいうあの。
てん……、てん…、てん…、てっ、てっ、てってってテテテテテテテ……‥・てテンッ、テン!「終 制作/著作 NHK」ってやつ。
四つ打ち系で盛り上げる時のキックの「どっ…、どっ、どっ、ど・ど・ど・ど ドドドド ビ−−−−−−」とは明らかに違いますよねあれ。
以下蛇足。
フラメンコみたいなああいう系の人たちの遊び(?)で、多人数でこれをやるとき、「2グループに分けて、互いに裏」でやる、という恐ろしいのがあるらしい。
これを文字に起こすのは至難だけどあえてカナかなでやると、タッ…たっ…タッ‥たっ‥タ・た・タ・た・タたtrtrtrtrtrtr…となるみたい。人間業とは思えない。
蛇足2。
邦楽(J-Popとかじゃない方)の人は、予備の拍はひとつでいいと聞いたことがある。
(ンッ)ぁわん、(ンッ)ぁトゥ、ンぁワン・トゥ・スッッタ タカトンってやんなくていいの。ヨなら「ヨっ!」だけで次のテンポがビタッと揃って始められるんだそうだ。
洋楽の物差しでは計れない何か別のアレがあるらしい。
元のメモリはポイで |
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Reply Quote | |
同じ2GBなら1GBを2発だと2000円ちょっとでいける、と一瞬思いましたが、どうせ延命なら1GBでもいい、ような…
SO-DIMMには72ピン、100ピン、144ピンまたは、200ピンのモジュールが用意されている。
oh...
あと、買った後でこわいのが、爆速になったため「なーんだ、まだ5年は戦える」となって改造地獄に身を投じること。
HDD・CPU・光学ドライブは換えてる人いましたぜ。
http://www.ne.jp/asahi/cyks/furusu/jikken/index.html
http://blog.livedoor.jp/fzu2/archives/2008-03.html
ご武運をお祈りします。
メモリ増設 HP Compaq nx4300 |
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kwout 日記 | |
以前こんな記事 PCスペック | fj2sp6 | sa.yona.la を書いたところ,ありがたくもメモリを増設したらいいんじゃないかというアドバイスをいただきました。
しかし,なんやかんやでメモリ増設しないまま3年近くが経過,その間(1年半くらい前の時点で)新しいPCを買おうと思ったこともあったのですが,どうせならWindows 8まで待つか的なノリになり,8へは格安でアップグレードできると知った最近でもここまで待ったんだから初めから入ったやつを買うわと意地になっています。
とはいえ,当然ですがこのPCはもう限界を超えています。
Officeならともかく,ブラウジングはかなりキツイ。
Chromeだと重いのでIronを拡張機能offで使ってギリギリの状態。
余計なソフトのアンインストール,クリーンアップ,デフラグもちゃんとやり,パフォーマンスオプションも設定,セキュリティもノーガード,ググってわかるPCの高速化のための方法は大体試しました。
それでも無理。もう耐えられません。
8機を買った後もサブで使ったりするかもしれませんし,メインで使うのが残り数ヶ月でも3千円くらいなら許容範囲でしょう。
なのでメモリ増設しようと思います。
しかし,そこで問題。
そう,ワタクシ,情弱なのです。
まず,こわいのが,買ったメモリが非対応という事態。
とりあえず自分のPCのメモリはDDR2 SDRAMらしいのでWikipedia↓を見てみたら,DDR2 SDRAMの中にもいくつか規格があるっぽい。
そこで自分のPCの名前で調べてみました。
SDX533のところがリンクになってたので開いてみる。
Re: http://q7ny3v.sa.yona.la/1384
よく考えたらシャッター要らなくね?って思った |
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Reply 思考の泡 ばか | |
・原義としての、露光というか「遮光しておく」機構。
素子には動画を垂れ流しで、適宜マーカー打ってその瞬間だけ掠め取って保存すればいいだけなんじゃないかと。
スマートフォンのアプリでさえそういうのあるから、もう単体のカメラ専用機でもそういうのあるだろうな。
・マーカー打つ信号の元が「撮影者のまばたきを検知」というのはどうだろう、と、ふと思った。
一眼レフと一緒で、結局、撮ったとこは自分では見えてない。
でも手ブレは劇的に減るはず。
大手ならこのくらいの研究はしてると思う。もう製品化されてるかもしれない。(いた)
・だめか。撮りたいとこは見たい部分だからつい見ちゃってマーカー打てないか。
見とれてるときに目を閉じろってのは酷。
・連続写真も厳しい。
・撮られる方はポーズ変えたりしなきゃいけないから、なにか外からわかる目印が要るんだろうな、やっぱり。
ストロボってえらい。
http://q7ny3v.sa.yona.la/1384 |
返信 |
OM-Dのコマーシャルを今日だけで何度観たかね。なんかオカシイ感じがするのが「ミラーレス一眼」。もともとなんでミラーアップするメカニズムを導入したのかカメラ、「フィルムに入る景色をそのままモニタするため」に凝った機構を構築したのである。まぁ両手でキチッと持つ目に当てる3点固定も副産物だけど。デジタル受光素子で瞬時を切り取るのはソフトウェア動作なんでしょ?モニタは液晶で再現したのになんでまだミラーが動くのか、と。液晶で受光素子に入った画像そのままモニタできるのになんでミラー通して光学ファインダ覗いとんねん、と。
まぁ35mmフィルムのパトレーネ部に演算記録素子押し込めて古来のフィルムカメラでそのままデジタル写真を撮影できるガジェットが先にあればね、デジ一眼もミラーレスも共存に納得なのですが。
http://sbifb4.sa.yona.la/938 |
返信 |
いりきるてら、
いてきらる?
http://gt7u9x.sa.yona.la/1069 |
返信 |
にっちもさっちもいかない日々では何もうまくいく気がしなくて、
その自信のなさはまた何もかもを遠ざけて
生まれてこの方スマートだったことなんて一度もない
浅知恵ばかりたっぷりで、能力はなくて一切皆苦で
Re: http://xmny3v.sa.yona.la/941
…だそうですぜ。 - Fly fearlessly» Blog Archive » 内製を超えるのは信頼関係とモノ作りへの情熱 |
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Reply sa.yona.la | |
初期開発が数十人月以下のモノならハートレイルズに頼みましょう。必ずまともに作ります。
普通に考えて、少なくとも、日本語通じるだけでも打ち合わせの効率はものすごく上がるんじゃないでしょうか。
もっとも、オネガイすると本名とか諸々バレますけど。
って書いて念のため調べたらギフト券を獲得されてましたか。
sa.yona.la、もうすぐ4年か…。
実は既に中の人の一員だったというオチは勘弁してください。
1日で雨50cm降ったとか頭おかしいだろ |
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溜めといたら地域丸ごと膝まで浸かる量だよ。
なんだそのナイトメアモード。
特定覚悟で |
返信 |
思考の泡 | |
不意に思い出したので書く。
オレが通った学校の、英語の、入学直後のクラス分けでほんとに出た問題。
和訳せよ。
This is a pen.
ほんとに出た。いくらなんでもこれは記憶違いではないはずだ。
さすがに手が止まります。何かの罠なのか?って。
これが例えば「和訳せよ。I love you.」だったら答えは「月が綺麗ですね」か「わたし、死んでもいいわ」の二択で、そのどっちを書いたかで副専攻が振り分けられるはず(男性心理学と女性心理学)なんだけども、そういう罠でもなさそうで。
結局、5回くらい読み直して汗をじっとりかきながら「これはペンです」って答えたような記憶があるんだけど、それでよかったんだろうか。
染み |
返信 |
itext | |
私は、膿と二酸化炭素の詰まった皮膚の袋だ。
時折、皮膚のどこかを破って中身を洗い流してしまいたいと思うが、洗い流したいそれを、一体どこへ捨てたものかと思案する。人(少なくとも私と言う人間)が粗大ゴミか不燃ゴミの日に外へ出しておけないのはほんとうに不便だ。
皮膚と肉と骨と内臓でできた、人間と呼ばれるものも、ゴミ箱の中に溜まるゴミと何が違うのかと、私は時折思案する。腐って土に還るまでには腐臭と融けた体を撒き散らし、焼けば灰にはなるが、燃料と時間の無駄ではないかとも考える。いっそどこか埋立地に、ぎちぎちと埋めてはもらえないだろうか。
頭を振ると音がする。からからと、干乾びた私の脳が、頭蓋骨の中で転がって音を立てる。灰色の、皺もない死に果てた細胞だったものの成れの果ての、実を結ばない何かの果実の種のような、私の小さな脳髄だったもの。
頭蓋骨の下の私の体の中には、膿が満ちている。可哀想な私の白血球が必死で闘い、死んだ後に残したものが、私の体をたぷたぷと満たす膿だ。
憐れな白血球は、何と闘ったのだろう。ただおとなしく、血管の中を運ばれていればよかったものを、何を相手に、そんなに一心不乱に闘ってしまったのだろう。私の体をすべて膿で満たし、色の失せた皮膚の下でたぷたぷと満ちて揺れるだけだと言うのに。溜まった膿はどこへも出て行かず、ただ溜まってゆくだけだ。
生きるために呼吸をしては、二酸化炭素を吐き出す。息を止めてしまえればいいが、窒息は苦しいものだ。あらゆることに気概のない私は、窒息すら耐えられない。
皮膚のどこかを切り裂いて、膿を全部流せばいい。一緒に二酸化炭素も吐き出して、私はただの皮膚の残骸になって、自力では人の形さえ保てないものになれば、ぱたぱたと小さく畳んで、どこかへ放り込んでおけばいい。
膿と二酸化炭素を包み込むだけの皮膚の袋の私は、自分が世界から隔てられているのをこの皮膚のせいにして、この皮膚が、例えば膿の腐った臭いを包み隠してくれているのだとか、二酸化炭素を抱え込んだ無用の長物未満の存在なのを覆い隠していてくれているのだとか、そんなことには思い至らない。
私はただひたすらこの皮膚を憎み、その憎しみが間違った対象に向けられていると知りながら、本来の的に憎しみをぶつける恐怖に耐えられずに、私はこの、私の腐り果てた、捨てることさえできない本性を、とりあえずは人に見える形に整え、私に向かう世界の視線(そんなものがあると信じるのは、ほとんど私の妄想だ)を遮蔽してくれている皮膚を、憎んでいる。
私は間違っているし、この皮膚に深く感謝すべきなのだろう。そして、私の憐れな白血球にも、心から感謝すべきだ。
皮膚でできたいれものの私は、中に詰まったものが膿と二酸化炭素でしかないことに絶望しながら、けれど他の何を生み出すこともできず、そしてこの中身を捨て去って別の何かを入れ替える術も知恵も持たない。
私は極めて愚かで、土に還ることもできない汚物で、私は生きていようと死んでいようと、無意味と言う点で一切世界に影響を与えない。私は、生きているだけでこの世界を汚しているが、死んだ後も私の体は世界を汚し続けるし、その汚れが、私を結局無意味未満の存在にする。
少なくとも生きていれば、私は、私が世界に垂れ流す汚れ具合をコントロールすることはできる。死んだ後の死体の腐り具合は、私にはどうすることもできないのだ。
私の白血球は、何を相手に闘って、膿に成り果ててしまったのだろう。空っぽの私の中に、一体闘うべき何があったと言うのか。
あるいは、空のままでは人の形が保てず、それなら膿でも溜めれば少なくとも形は整うかと、その時すでに萎縮していたろう私の干乾びた脳が考えたのか。
私はもう、自分がひとであった時のことを思い出せない。気がつけば私は、膿と二酸化炭素の詰まった皮膚の袋だった。頭を振ればからからと音がし、そこに脳が詰まった重さがあった記憶はない。
私は、正確な意味で血も涙もない人間だ。膿だらけの体から血や涙が流れ出るわけはなく、こんな風に思慮もない人間が愚かでもあるのは、すでに生き物としての意味さえ満たしてはいない。
私は正確な意味で人でなしであり、だから、皮膚の下にきちんと血が流れ、思考するための、真っ当な大きさと重さの脳を持つ人間たちと、繋がれるわけもない。
皮膚が、私と世界を隔てていると、そう考えるのは私の自由だが、実際に私と世界を隔てているのは、私の中を満たしている膿と二酸化炭素であり、干乾びて使いものにならない私の脳だ。
皮膚の色でも言葉でも育ちでも何でもなく、私が世界と繋がれないのは、ただ私のせいだ。
私の皮膚は、白血球と同じほど必死に、私の腐り果てた中身を包み、世界から隠し、私をごく普通の人間に見せようとしてくれるが、この皮膚をただ憎む私は、皮膚にさえ隠せない愚かさを垂れ流して、いっそう世界から遠ざかってゆく。
ローカル信者 — Twitter / kawacoco: 大変なことがおき�� |
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kwout 思考の泡 | |
こういうのがあるからきもちわるい。オレは何を買ったんだろう、って思っちゃうと思う。
銀行とかクレジットカードとかそういう金融系のはオンライン前提になって長いだろうからそこそこ枯れてるだろうし、こっちもいいかげん慣れましたが、こういうことがあるとちょっと怖くなる。
1時間ちょい後にこういうのもあるけど、
なんか、ねえ。
オレの中で、「ソフトウェア」に金を払うということについて、まだ、慣れてない部分はある。
でもそれだけでもないと思うぞ。
以下蛇足。
娼館の客 2 |
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itext 客 | |
女主人は娘に話し掛け続けていて、体のどこのどの部分をどんな風に洗うのか、文字通り手を取り足を取り教えている風景が私の前の前に浮かぶ。私の時にはずいぶんぞんざいだったのだと、それを聞きながら、思い至っていた。
うなじや首筋は丁寧に、こすらないように、石鹸をたっぷりと使って撫でるように。耳の後ろは、ひりひり痛くなるほど磨き上げる。肘と膝と手足の爪先と足裏とかかともそうだ。手の甲は、そこから手首と指の間も、ほとんど石鹸の香りを塗り込めるようにそっと洗う。
ここへ来て以来、私たちは頻繁に手を洗うことさえ咎められ、水を使うなどもっての他だときつく言われている。交代で通って来る何人もの女たち──私たちの母親くらいの年齢──が家事の一切合財をし、客たちのために、私たちは生活の臭いなど一切させないように、女主人にそう厳しく躾けられていた。
あの娘の手はどんな風だろう。戦車乗りだと言ったが、たまには戦車の手入れも自分でするのだろう。機械油にまみれ、ねじや歯車に直に触れ、指先を切ったり掌をすり切らせたり、あるいは痕の残るほどの火傷もありそうだと、私はわざと意地悪く、あの娘の手足や体を、あちこち傷だらけで日焼けだらけに違いないと想像した。
私は、ふたりが浴室から出て来るのを待つ間、ひたすら大きくて柔らかいベッドの端へちょこんと腰を引っ掛け、そこに並べた装身具のひとつびとつに見入っていた。
あの娘に合うようにと選ばれたに違いないものたちは、どれも色鮮やかで艶やかだ。あの兵隊の娘に一体着こなせるのかと、私は自分のことを棚上げして考え続ける。帽子をかぶっていたから分からないが、あの娘の髪はどんなものだろう。日焼けして、手触りの悪いちりちりとした髪しか思い浮かばない。けれどそれは私がとても意地が悪いせいだ。
私の髪は、ぺたりと真っ直ぐで、そのくせあちこちにはねると一向に言うことを聞かない。後ろから、首の辺りへこの髪をまとめて握り、ほとんど手綱のように扱う客もいる。私はそうされるのが好きではなかったが、仕事の最中に客の興を殺ぎ、途中で他の妓のところへ行かれてはたまらないので、私はいつも黙ってそうされている。
うなじから手を差し入れ、髪の中に指を突っ込み、私は自分の髪をそっと梳いた。手入れだけはきちんとしてある髪は、きしきしと硬い手応えのくせに、するりと指はきれいに通る。この髪を撫でながら、好きだと言ってくれたのはどの客だったか。あの好きは、この髪に向けてのものだったのか、それとも私自身へだったのか、結局訊けないままだった。客の戯れ言を、いちいちそんな風に憶えているほど、私は自分を褒めてくれる言葉に飢えている。
特にこんなところにいて、四六時中他の妓たちと比べられれば、諦めはしても妬みは全部は消えはしない。分を弁えていると言うことが、すなわち私が自分の全てを受け入れて達観していると言うわけではないのだ。私を選んだ客が、次にも私を選ぶことが滅多とないのが、寒々しい現実を私に見せつける。心のどこかでこの仕事を憎み、私を買う客を憎み、一緒に働いている妓たちを憎んでいる私の、そんな憎悪が表情に出ないわけがなく、ただでさえ不器量の私をいっそう醜くしているのだ。私はそのことに、長い長い間知らん振りを決め込んでいる。何をどうしようと美しくはならない私が、今さら媚びた笑みを必死で浮かべても、それこそ醜いだけではないか。
私はこんなに卑屈で嫌な女だったろうかと、あの娘に嫉妬していると自覚してからうっかり覗き込んでしまった自分の胸の内に、慌てて蓋をしようと自分の腕を抱いた時、やっと浴室のドアが開いた。
私は慌ててベッドから立ち上がり、ふたりの方へ体をねじった。
入った時と同じに、女主人に手を取られ、真っ白いバスローブに身を包んだ娘が、湯に当たって赤く上気した頬で、体があたたまったせいかどうか、どこかなごんだような様子でそこに立っていた。大きなタオルで頭を包み、タオルの先に首が不安定に揺れるのを気にしながら、女主人に導かれるまま、大きな三面鏡の前へ坐らせられる。バスローブとゆるく曲線を描く椅子の脚の間から見える娘の足首は、驚くほどほっそりとしていた。
私はしばし椅子の背に隠れている娘の体の線に見惚れ、鏡の中に映る娘の剥き出しの素顔に見惚れ、女主人が私を手招いているのに、少しの間気づかなかった。
「何をしてるの。早くここに来て、準備を手伝って。」
円い声をやや高くして、女主人に呼ばれて私は我に帰り、慌てて娘の傍へ行った。
なるほど、私がここへ呼ばれたのは、この娘の髪を整え化粧をするためだ。
お茶を引くことの多い私は、暇つぶしによく他の妓たちの髪をいじり、爪をきれいにしてやる。利き手の爪をきれいに塗るのは難しいし、髪を後ろから見て映えるようにきちんと整えるのも、鏡があっても限界がある。他の忙しい妓に頼む気にはならず、同じくらいきれいな妓にはやっかみで何をされるかわからないとそんな風に思うのか、誰とも特に親しくはせず、ほんとうに空気のような私──大事な客を取られる心配もない──には、そんなことも気軽に頼めるらしい。ようするに格下と思われているのだと気づいても、私は単純に目の前の妓が、始める前よりも見映え良く立ち去ってゆくのが楽しく、化粧の手伝いをするのは決して嫌いではなかった。
この程度でも、役に立っているのだと思うことができたし、何より、もし娼婦として働けなくなっても、このまま髪を結ったり爪を塗ったり、そのためにここへ置いてもらえるのではないかと、そんな腹づもりもあった。そういう意味で、この娘を美しく飾ってあの客の前へ再び連れてゆくのは、私には素晴らしい機会だと思えた。
私は、鏡の前を塞ぐように娘の前へ立ち、娘の素顔を初めてまじまじと眺めた。
むきたて卵のように、つるりとした頬。少し横に広いが、ふっくらと形のきれいな唇。思ったよりずっと輪郭がはっきりとして、先端がややとがり気味なのが、顔立ちからすればただ生意気そうに見えるはずなのに、この娘の顔の中に収まると、むしろそれは凛々しく清潔に見えて、どれ...
Re: ざっっっけんなよテメ拭けよ床
俺じゃねーし!捨てたの俺じゃねーし! |
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邪神ビフィズス
捨てられた牛乳パックに宿る神
見た者を絶望へと叩き落とし触れた者を石へと変える




